フライパンのお手入れは素材によって使い分け!お手入れ方法と押さえておきたいポイントを網羅

フライパンのお手入れは素材によって使い分け!お手入れ方法と押さえておきたいポイントを網羅

お掃除コラム 2023年10月5日

炒めたり、煮たりと大活躍な調理器具であるフライパン。

調理後に毎回洗っているにも関わらず汚れが付着して取れない、または焦げつきが気になる…。

このようなお困りを抱えている方も多いのでは。

実は日頃行っているお手入れ方法が誤っていると、フライパンを傷めてしまっていることも。

適切にお手入れを施せばフライパンをキレイに、なおかつ長持ちさせることも可能です。

本コラムではフライパンの種類に応じた適切なお手入れ方法や押さえておきたいポイントなどをまとめました。お手入れする際の参考にしてくださいね!

1 フライパンの種類について

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フライパンは様々な種類の素材が使用されています。中でも流通しているフライパンの素材は大きく5種類あり、鉄、銅、アルミニウム(テフロン加工)、ステンレス、チタンがメインです。

お掃除する際のアプローチ方法は素材によって異なりますので、まずはそれぞれの素材における特徴を把握しておきましょう。

フライパンの種類

鉄製のフライパンは作りが丈夫で耐久性に優れています。

焦げ付いてしまってもゴシゴシこすり洗いが可能なこともポイントの1つ。高温にも強く油馴染みがよいので、しっかりお手入れをすることで長く使用することも可能です。

丈夫である反面、重さがあり扱うのが難しい面も備えています。

銅製のフライパンは熱伝導率の高さが最大の特徴。家庭用のコンロでも加熱ムラが少なく、短時間で熱が伝わるため効率よく料理をすることが可能です。

また、焦げ付きも少なくサビにくいというポイントも。その反面、お手入れに手間がかかってしまうデメリットも有します。

アルミニウム(テフロン加工)

アルミ製のフライパンにフッ素樹脂加工(テフロン加工)が施されたフライパンです。

この加工により食材がくっつきにくくお手入れもカンタンであるため多くのフライパンに使用されています。

お手入れは容易ではあるものの、テフロン加工は剥がれやすいため使用する際は注意が必要です。

ステンレス

ステンレス製のフライパンはサビにくく丈夫であることが特徴。傷にも強いため力を入れてお手入れすることも可能です。

また、汚れも落としやすくお手入れをすることで長期に渡って使用できる点も魅力の1つでしょう。

しかし、熱伝導が低いため食材が焦げ付きこびりつきやすいデメリットも。

チタン

チタン製のフライパンは強度が高く傷や落下による破損などに耐性を有します。

また耐食性にも優れているためサビにくい素材であり、なおかつ素材自体も軽く鉄フライパンの半分ほどの重さであることもポイント。

一方で熱伝導率はやや低いため調理に合わせて使い分けが必要です。

2 素材別に見るお手入れ方法

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前述したとおり、フライパンには多くの種類があります。多くの種類があるということはお手入れ方法も素材に合わせて行う必要があります。

誤ったお手入れ方法ではフライパンを傷めてしまうことも…

ここからは素材別にお手入れ方法を見ていきましょう。

【鉄】

  1. 汚れを拭き取る
    フライパンの熱が冷めないうちにキッチンペーパーや新聞紙で汚れを拭き取りましょう。
  2. お湯につけて汚れを落とす
    汚れを拭き取ったらお湯に浸けて汚れを落としましょう。
    その際、洗剤の使用は避けましょう。鉄製のフライパンは油を馴染ませることが重要。洗剤を使用すると馴染ませた油を落としてしまうため注意が必要です。
  3. 水分を拭き取り火にかけて水気を飛ばす
    汚れを洗い流しフキンなどで水分を拭き取りましょう。拭き取った後、フライパンを火にかけて水蒸気の煙が収まるまで加熱し水気を飛ばします。
  4. 食用油をフライパン全体に塗る
    フライパンの内側と持ち手を含め、キッチンペーパーなどを使用して食用油を全体に薄く塗りましょう。
  5. 弱火で加熱する
    5分ほど弱火で加熱し、冷めたのを確認できたら保管しましょう。

【銅】

  1. お湯を沸かして汚れをふやかす
    フライパンでお湯を沸かし付着した汚れをふやかしてお手入れしやすくしましょう。
  2. 使用する洗剤は中性洗剤
    銅製のフライパンは酸性やアルカリ性に弱く、長時間使用すると変色する恐れがあります。
    そのためお手入れには中性洗剤のみを使用し、クエン酸や重曹などの洗剤は使用を避けましょう。
  3. すすいで自然乾燥させる

【アルミニウム(テフロン加工)】

  1.  汚れを拭き取る
    フライパンの熱が冷めないうちにキッチンペーパーや新聞紙で汚れを拭き取りましょう。
  2. しっかりと冷ました後お湯につけて汚れを落とす
    フライパンが熱い状態で水をかけるとテフロン加工を傷める原因に。しっかりと冷ましてからお湯に浸けて汚れを落としましょう。
  3. スポンジと中性洗剤を使用し汚れを落とす
    中性洗剤をスポンジで泡立て、円を描くように優しく汚れを落としましょう。表面にテフロン加工が施されているため軽くこするだけでも汚れは落としやすいでしょう。
  4. すすいで自然乾燥させる

【ステンレス】

  1. 汚れを拭き取る
    フライパンの熱が冷めないうちにキッチンペーパーや新聞紙で汚れを拭き取りましょう。
  2. お湯につけて汚れを落とす
    汚れを拭き取ったらお湯に浸けて汚れを落としましょう。
  3. スポンジと中性洗剤を使用し汚れを落とす
    中性洗剤をスポンジで泡立て、円を描くように優しく汚れを落としましょう。
  4. すすいで自然乾燥させる

【チタン】

チタン製のフライパンもステンレス同様、汚れを拭き取る→お湯につけて汚れを落とす→中性洗剤を使用しスポンジで汚れを落とす→すすいで自然乾燥という工程を踏みましょう。

3 どうしてフライパンは焦げる?

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フライパンを使用し続けていると焦げつきが気になってきますよね。

どのような要因が焦げを生じてしまうのでしょうか。いくつか原因があるので、1つずつ見ていきましょう。

火加減・余熱不足

火力が強すぎると焦げる大きな要因になることも。長い時間強火で加熱し続けないよう工夫しましょう。

また調理前にフライパンをしっかり余熱することが大切。油馴染みを良くすることで焦げつきの防止が可能です。

なお余熱する際、テフロン加工のフライパンは注意が必要。テフロン加工の耐熱温度は260℃であるため、強火で余熱をすると加工を傷めてしまう恐れがあるので気をつけましょう。

素材の焦げ

調理中の食材も焦げの原因に。フライパンの外側や持ち手部分の焦げは、食材の欠片や調味料、吹きこぼれが焦げたものが汚れとして蓄積してしまうのです。

蓄積した汚れは頑固で落とすのが困難なことも。そのため調理後にはしっかりとお手入れすることが大切です。

調理時の油不足

適切な油量での調理はフライパンの焦げつきを防止します。油は食材とフライパンのクッションの役割を果たしているのです。そのため油の少なさが焦げを引き起こすことも。

中でも鉄製のフライパンは表面に油をコーティングすることが必要。しっかり油を馴染ませてから使用することを心がけましょう。

劣化

フライパンを使用し続けていると表面に傷がつき、その箇所から焦げつきやすくなります。

こまめな掃除をしていても焦げ付きが目立つようであれば、フライパンの劣化が考えられるでしょう。

4 フライパンを長持ちさせるコツ!

ここからはフライパンを使用する際に日頃から押さえておきたいポイントを紹介します。

ちょっとしたひと手間でフライパンを長持ちさせることが可能です。

4-1 調理時のポイント

フライパンの素材によって油を入れるタイミングを変えましょう。具体的には以下のとおりです。

  • 鉄・銅・ステンレス・チタン製フライパン:熱した後
  • テフロン加工のフライパン:熱する前

油を入れるタイミングはフライパンの素材によって異なります。前述したとおりテフロン加工のフライパンは注意しましょう。

また金属製の調理器具使用時も注意が必要。金属製の調理器具はフライパンを傷つける恐れがあります。

特にテフロン加工のフライパンはコーティングが剥がれてしまうので気をつけて扱いましょう。

木製やシリコン製の調理器具を使用すると傷つきを抑えながら調理することが可能です。

4-2 お手入れ時のポイント

【コゲ落ちくん】

お手入れ時に研磨剤が含まれている洗剤をしようするのも気をつけておきたいポイント。

細かな研磨剤が汚れを落とすのですが、その際にテフロン加工などのコーティングも一緒に落としてしまうことも。

使用する洗剤は中性洗剤や素材によっては重曹の使用がおすすめです。

日頃のお手入れには傷つきを防ぐために柔らかいスポンジを使用しましょう。しかし、スポンジではどうしても落とすことのできないガンコな焦げ付きには他の対策が必要です。

その際は『コゲ落ちくん』を使用しましょう。

頑固なコゲ・汚れを洗剤なしで落とすコゲ取り専用たわしです。

強力な研磨粒子が水だけで汚れをかき落とします。また熱に強く、丈夫なナイロン不織布なので耐久性も十二分です。

お掃除の注意点

傷がつきますのでフッ素加工やアルマイト加工などの表面がコーティングされた調理器具には使用しないでください。

まとめ

フライパンのお手入れは素材に合わせてお手入れ方法を変えることがポイント。

また、油の入れ方など調理時のポイントや洗い方やお手入れ時のポイントもしっかりと抑えておきましょう。

力強くゴシゴシとこすってしまったり、洗剤で誤って洗ってしまったりすることでフライパンを傷みやすく、焦げやすくなることも。

日頃のお手入れをしっかりと行うことでガンコな汚れを防ぐことにつながります。

使用後には毎回お手入れをして、フライパンをキレイに長持ちさせましょう。

 

 

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